ベートーヴェン 弦楽四重奏 16番

概要. ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番は、実際には13番目に書かれた作品です。ですので第13番から15番までの大傑作3曲の中では、最も古典的な形式を残しています。この曲の作曲を進めていたベートーヴェンは腸カタルを悪化させてしまい、一時期病床に伏せていました。 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンによって1809年に作曲された弦楽四重奏曲である。第1楽章の随所に現れるピッツィカートの動機から、「ハープ」という愛称を持つ。ベートーヴェンは金字塔ともいえる3曲の巨大な作品群「ラズモフスキー弦楽四重奏曲」を作曲したあとは、作品の規模は縮小し、代わりにロマン的な情緒やのびのびとした感情をたたえる作風へと変化した。この曲はまさしくそのように、いくらか自由な気持ちで作曲されたものである。 しかしながら、この作品に関しても~私の鑑賞歴は貧弱で、アルバン・ベルク四重奏団とスメタナ四重奏団のみで~、未だにこの作品の真髄を伝えてくれる演奏には、巡り会っておりません。お薦めはどの演奏なのでしょうか?それにしてもルードヴィッヒくんは一体何の決心をつけたのでしょうね。音楽?金?女?果たしてなんだろう・・・。投稿: はるりん | 2013年9月17日 (火) 22時56分それにしても聴力を完全に失い、体調を崩した中で、このような曲の創作を行なえる精神力には脱帽しますね。この曲は、記事の中ではエマーソン、ジュリアードを一番に挙げましたが、ゲヴァントハウスQやズスケQのようなオーソドックスなスタイルが魅力ですね。やはり前作までとは異なる開放的な曲想のせいだと思います。さて、私の場合は相変わらずラサールを聴いていますが、彼らはこの問題についてはまったく関心が無いようで……「楽譜にすべて書いてあるだろ!」とでも言いたげに、楽譜にのみ意識を集中しているようです。大きな仕事大変ご苦労様でした。それにしても、全16曲をこれだけの演奏団体で聴くだけでも相当の時間がかかりますよね。毎日の生活の中から時間を割いて音楽を聴くことの難しさを考えるとこれは偉業に近いと思います。曲によって出来不出来はそれぞれの団体にあるのは当然で、だからこそ面白いのですよねえ。私は14番が一番好きでしかも弦楽合奏版がことさら好きなのですが、その他ではやはりラズモフスキーの第三番でしょうか?この最終楽章がことさら好きであります。今回のシリーズはベートーヴェンの弦楽四重奏曲の偉大さを改めて教えていただいたようにも思います。本当にご苦労様でした。投稿: ハルくん | 2013年9月20日 (金) 12時35分投稿: ハルくん | 2013年9月20日 (金) 12時43分投稿: kazuma | 2013年9月15日 (日) 21時08分ラサールは13番が最も優れているーと言うか、曲の志向性と団体の志向性が最もあっている-と思いますが、16番も案外、この団体にあっているのかも知れませんね。ゲヴァントハウスSQはじっくり聴き込むのに値するオーソドックスで素晴らしい全集だと思います。ご感想を楽しみにしていますね!ベートーヴェンが書いた最後の弦楽四重奏曲であり、書き換えを行なった第13番の終楽章を除いては、生涯最後の作品です。投稿: ヨシツグカ | 2013年9月14日 (土) 14時28分好きな演奏の多いこの曲のマイ・フェイヴァリットを強いて挙げるとすれば、やはりエマーソンSQでしょうか。次いでは、ジュリアードSQの新旧両盤です。但し、ラサール、ズスケ、メロス、ウイーン・ムジークフェライン、ゲヴァントハウスなども、どれもが素晴らしくその差は僅差だと思っています。投稿: ハルくん | 2013年9月19日 (木) 00時53分投稿: ハルくん | 2013年9月17日 (火) 23時49分好きな事ですので、決して「仕事」というわけではありませんが、確かに時間が相当かかったのは事実です。何度か聴き返した演奏も少なくはありません。でも短期間で集中して聴き比べることによって初めて聞こえてくるものも沢山有るのですねぇ。さすが、新ウィーン学派が基本テリトリーの団体だけあって、この曲に新しい角度から光を当てていますね。この曲と13番の新しい終楽章で「開放」されたベートーヴェンの魂を感じられて良かったです。やはりこの人が実生活だけでなく、音楽の上でも苦悩のまま終わるのではやるせません。投稿: まつやす | 2013年9月18日 (水) 17時10分投稿: 影の王子 | 2013年9月19日 (木) 22時06分投稿: ハルくん | 2013年10月 2日 (水) 20時39分投稿: ハルくん | 2013年9月14日 (土) 21時45分ということで、ようやくベートーヴェンの弦楽四重奏曲特集が終了しました。4月からですので足掛け半年かかってしまいました。聴き終えて改めて感じるのは、曲によって好きな演奏団体が随分と入れ替わることです。ですので16曲全てが良いという団体などは存在しません。次回は、そのことを踏まえた上で、敢えて全集盤としての比較を行ってみたいと思います。ついに、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲シリーズも、最後の第16番に到達されましたね!本当に長丁場お疲れ様でした。さて、この第16番ですが~、第12番に始まる後期作品群で、一層内省的で深い充実した芸術境を極めたベートーヴェンが~、ここでは肩の力を抜いて自然体の明るい解脱境に入った、純朴で清澄な音楽を紡ぎ出していて、聞いている私も慰安され~解放されるのですね。投稿: ハルくん | 2013年9月16日 (月) 09時27分おつかれさまでした。自分が弦楽器奏者でなくてよかった、自分の課題としてでなく気楽に読ませていただきました(笑)高校生の頃はよく木管でモーツァルトなどのクヮルテットを吹いて遊びましたが、この種の曲にはさすがに手を出しませんでした。ついでにいえば、ライヒャやダンツィの木管五重奏ではシリーズが書けませんね、こんなに内容濃い作品ではないので。16番の第3楽章って、どことなくマーラーの交響曲第3番の終楽章に似た雰囲気を感じますね。「彼岸」とでも言うような・・・。投稿: かげっち | 2013年9月19日 (木) 12時54分投稿: morokoman | 2013年9月15日 (日) 22時19分感情や感傷など、まったく考慮に入れていない演奏。その徹底ぶりが、かえって清々しくかんじます。ベートーヴェンの四重奏の特集は、このブログをスタートしたときから「いずれは」とずっと思っては尻込みをしていたテーマでした。それを実現できたのは、このジャンルを同じように大切にされているヨシツグカさんをはじめとする皆さんのおかげです。様々なご感想、ご意見を聞くことができたのも、かけがえのないことでした。こちらこそ本当にありがとうございました。投稿: ハルくん | 2013年9月16日 (月) 09時10分「ようやくついた決心」ー『不滅の恋』という映画があり、その映画では「決心」についての謎解きをしていました。その場面はこの場では書きませんが、哲学的なことを意味するのではなく、日常生活のある場面でのことを指していました。例えが、少し適切ではないかも知れませんが~、モーツァルトの影響も残しつつ、若きベートヴェンの純朴さと青雲の志をも垣間見させる、弦楽三重奏曲の爽やかさと明るさにも一脈通じるような感じがするのですよね。投稿: かげっち | 2013年10月 2日 (水) 18時55分前人未到のこのシリーズ、ついに最後の16番までやり抜かれましたね。おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。第13番以降の作品では曲毎に楽章の数を増やしていきましたが、この曲ではそれをやめて、再び4楽章の形式に戻しました。従って曲の規模が小さくなったことと、曲想全体も非常に力が抜けて穏やかなものに変化しています。何か「解脱」「解放」という雰囲気が感じられます。それでいて、多くの所で非常に斬新な音や響きを織り交ぜますので、新鮮さも感じられるという極めてユニークな作品です。この曲が第13番から第15番までの3曲以上の名曲かと問われれば「イエス」とは答え難いですが、少なくとも同じ後期では第12番以上の内容であるのは間違い有りませんし、むしろ順位にはこだわりたくない、特別な立ち位置に立つ作品です。その価値を理解出来るようになるには、前作までをとことん聴いてきてからだという気がします。

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